p4c(=philosophy for children)スケッチ

p4c(=philosophy for children こどものための哲学)に取り組む「アトリエ はちみつ堂」の活動を通じて考えたことを記録していきます。

5/11(金),5/12(土)ワークショップのご案内

素材にこだわりを持って活動している自然食レストラン「ばんまい」のオーナー山田さんとの出会いをきっかけに、 レストランのとなりにあるスペース「くるみ堂」をお借りし、実験的な試みとして、2日連続のワークショップを開催することにしました。
 
大人向けのワークショップです。子どもたちと同じことをするのではなく、体を動かしたり、質疑応答を繰り返すことを通じてp4cへの理解を深めたいと思っています。
 
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但し、まずはじめに断っておかなければならないと思っていることがあります。それは、今回の取組は一般的なp4cのイメージとしての「複数人で車座になり、毛糸で作ったコミュニティボールを使って対話をする」とは異なったワークショップになっているということです。
 
また、このワークショップとp4cのつながりが見えず、「p4c」の名前を使うことに違和感を持つ方もいるかもしれません。もしかするとその違和感はその通りかもしれません。僕自身にとっても実験的な試みであり、確信を持っているわけではありません。
 
こうした背景があることをお伝えしたうえで、ワークショップについての説明に入らせていただきます。
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p4cの重要な概念に「セーフティ」(「身体的、感情的、知的に大丈夫だと思えるか」)があります。セーフティであるために重要なことは、自分自身の緊張に注意を向けることです。このセーフティについて考えたいと思って企画したのが今回のワークショップです。
 
大きく2つのことに取り組みます。1つ目は、合気道の訓練法に倣って体を動かしながら自分自身の緊張に注意を向ける練習をします。2つ目は、自分自身の緊張に注意を払いながら、話を聞く練習をします。
 
 
【内容】
5月11日(金)、5月12日(土)の2日間続けて行います。
金曜日は体を動かすことを中心に、土曜日は話すことを中心にします。どちらかだけに参加いただくこともできます。
 
金曜日は、合気道の稽古で行う呼吸法をいくつかお伝えします。例えば、息を吐いて吸うことに加え、手を上げ下げすることで自分自身の緊張に目を向けていきます。その後、他人と組んで行う訓練(呼吸合わせ)を行います。1人で動いている時とは違う感覚に意識を向ける練習をします。時間があれば、実際に2人組になって会話をするロールプレイを行おうと思います。
 
土曜日は、金曜日のワークショップで緊張に注意を払う感覚を意識しながら話を聞く練習をします。二人一組になって、一方が聞き役、一方が話し役になります。話す方は何を話しても構いません。上手く話すことが見つからなくても構いません。話す人はそれを聞きます。参加者で順番にこれを繰り返していきます。自分の順番が回ってくるまでは、話す人、聞く人を見る人になります。見る時にどれだけ発見ができるかがこのワークショップでは大切になります。
 
【詳細】
■日時:5月11日(金)、5月12日(土)19時~21時ごろ
※開始15分前から会場を開けています。
■会場:くるみ堂
「ばんまい」(大阪府池田市鉢塚3丁目15-5A )の隣にある長屋の2階になります。※ばんまいまでの道順(http://teshigotoya.org/pg31.html
■定員:5名
■参加費:場所代を参加人数で頭割りします。500円程度になります。
■お申込み方法:Facebookでメッセージか、菱田(ikoma707@gmail.com )までご連絡ください。
■必要なもの:飲み物をお持ちください。
※軽い運動をするので、喉が渇くかもしれません
■服装:動き易い服装でいらしてください。着替えのスペースもあります。
 
質問、不明点などがあれば菱田(ikoma707@gmail.com)にご連絡ください。