2017-01-01から1年間の記事一覧
ぼくの奥さんは繊細で、日常を取り巻くちょっとした出来事に心を浮き沈みさせている。ここでいう繊細とは、身体的にも精神的にも、である。あらゆる現象に対しての繊細さだ。 今朝の支度をするとき、洗面所に2人で立つと、床がたわむことに気づいた。毎日の…
土曜日のp4cで、小学4年生の男の子が「大勢の人がいるとしんどい」と言っていた。話を聞いていると、大勢だと話が飛び交ってついていけなくなると言っていた。その後は、大勢でいるとき、少人数でいるとき、1人でいるとき、それぞれの違いについて考えた…
p4cをした子どもに向けて、手紙を用意した。その日に話した内容の振り返りに加えて、会話を思い出しながら自分が思いついた問いを書いた。 子どもとの関わりは、月に1回か2回、1時間程度の時間を一緒に過ごすくらいだ。限られた時間の中でできることは限…
待ちに待った新刊、『子どもたちの未来を拓く 探求の対話「p4c」』(http://amzn.asia/bS9kgzJ)が届いた。宮城県白石市が、地域ぐるみでp4cに取り組む様子が描かれている。「p4cってなんだろう?」と思っている人にとって、p4cの成り立ちから実…
12月のスケジュールです。 会場は、全て新しい教室(大阪府箕面市瀬川2-5-14 グレイス永田3号館401号室)で行います。参加の申し込みをしていただいた方で、お車でお越しの方には最寄の駐車場をご案内します。車利用の旨をお知らせください。 **…
昔の友人と会うときの緊張感がある。 かつて、自分が繰り返していたコミュニケーションのパターンがあって、長い時間をかけて、否定し、更新し、別の方法を模索してきた。そういう歴史がいっぺんになかったかのように、時間が巻き戻されてしまうような力を、…
12月2日(土)に子ども哲学カフェを行います。 子ども哲学カフェのコンセプトについては、p4c-japanのHPを参考にしてください。アトリエ はちみつ堂のp4cは、学校のように大人数で行うわけではありません。少人数、場合によっては一対一で行いますが、大切に…
先週のp4cは6年生の男の子1人と3年生の女の子と大人2人の4人。 テーマは「怖い話」から始まった。ぼくは、小学生の時に肝試しをした話をした。もう1人の大人は「川で弟が溺れかけて、弟が死んでしまうのではないかと思って怖かった話」。怖いにもい…
大勢の人の中で話していると、反応速度を競う競技に参加しているような気になる。手がよく動く。もっと早く、もっと上手い返しを、と気持ちばかりがあせって言葉がついてこない分をカバーしようとしているからだろうか。 体の前の、とても狭い位置を、肘から…
人が話すとき、声が違う、ということがある。電話口にでるときに 急に親の声が変わるのは慣れ親しんだ光景だ。 友だちと話しているときと先生と話しているとき、先輩と後輩が入り混じって話しているときもそうだ。先輩とは敬語 、後輩とはタメ口、と一瞬一瞬…
保護者の方から、子どもがp4cに参加するときは毎回緊張すると言っている、という話を聞いた。その子、S君は1年前くらいからp4cを一緒にやっている。回数でいえば数十回の経験者だと思うが、それでも未だに緊張するという。何十回と同じことをしているのに緊…
p4cは、子どもを頭でっかちで理屈っぽくするだけではないか、と心配する声を聞いた。そうではない、と言いたい気持ちもあるが、色々と論拠をあげて説得しようとしても、距離が広がるだけではないかと思う。説得しようとするのではなく、p4cを巡る様々な出来…
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