p4c(=philosophy for children)スケッチ

p4c(=philosophy for children こどものための哲学)に取り組む「アトリエ はちみつ堂」の活動を通じて考えたことを記録していきます。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

12月2日(土)子ども哲学カフェ@Marc de Iguchido

12月2日(土)に子ども哲学カフェを行います。 子ども哲学カフェのコンセプトについては、p4c-japanのHPを参考にしてください。アトリエ はちみつ堂のp4cは、学校のように大人数で行うわけではありません。少人数、場合によっては一対一で行いますが、大切に…

一言に

先週のp4cは6年生の男の子1人と3年生の女の子と大人2人の4人。 テーマは「怖い話」から始まった。ぼくは、小学生の時に肝試しをした話をした。もう1人の大人は「川で弟が溺れかけて、弟が死んでしまうのではないかと思って怖かった話」。怖いにもい…

大勢の中で

大勢の人の中で話していると、反応速度を競う競技に参加しているような気になる。手がよく動く。もっと早く、もっと上手い返しを、と気持ちばかりがあせって言葉がついてこない分をカバーしようとしているからだろうか。 体の前の、とても狭い位置を、肘から…

声の音

人が話すとき、声が違う、ということがある。電話口にでるときに 急に親の声が変わるのは慣れ親しんだ光景だ。 友だちと話しているときと先生と話しているとき、先輩と後輩が入り混じって話しているときもそうだ。先輩とは敬語 、後輩とはタメ口、と一瞬一瞬…

暮らしの中にある緊張

保護者の方から、子どもがp4cに参加するときは毎回緊張すると言っている、という話を聞いた。その子、S君は1年前くらいからp4cを一緒にやっている。回数でいえば数十回の経験者だと思うが、それでも未だに緊張するという。何十回と同じことをしているのに緊…

質問すること

p4cは、子どもを頭でっかちで理屈っぽくするだけではないか、と心配する声を聞いた。そうではない、と言いたい気持ちもあるが、色々と論拠をあげて説得しようとしても、距離が広がるだけではないかと思う。説得しようとするのではなく、p4cを巡る様々な出来…