p4c(=philosophy for children)スケッチ

p4c(=philosophy for children こどものための哲学)に取り組む「アトリエ はちみつ堂」の活動を通じて考えたことを記録していきます。

書くこと

書いた文章を読み直してみると、自分には攻撃的なところがあるなと思う。そういう時はしばらくほったらかしにして、時間をおいてからもう一度同じ内容について書くようにしている。昨日あった出来事についての書き直し。

 

昨日は、自分の活動にもう少し言葉を加えて他人の理解を得たいと思い、参考にしようと思って色々な教室のサイトを見て回っていた。英語教室、プログラミング教室、ヨガ教室、体操教室・・・本当にたくさんの習い事が子どもたちの周りにはある。

 

サイトに書かれている文章には色々は種類がある。大企業のホームページのような、洗練されているけれど書き手の顔が全く見えない文章は読んでいても魅力を感じない。(欲しい商品を選ぶような感覚の読み手からすれば、この手の文章はとても分かりやすいが。)あまり大きくない教室や、教室の主催者が解説を書いている場合は書き手の顔が見えてくる。しかし、書き手が見えるというのは恐ろしいことでもあると思う。

 

必要以上に活動のメリットを挙げたり参加者の声を延々紹介しているようなサイトは、書き手の自信のなさを感じる。自信がないからこそ、相手を説得してかかるような書き方やへりくだった書き方になってしまうのだと思う。自分にも覚えがある。どちらにしても、読み方を誘導されているように感じて窮屈な気分になる。 

 

他人の理解を得たいと思って書いた文章は、理解されたいという「欲」が感じられる文章になるだろう。そのような文章は、不特定多数の人に向けて書くべきではない。だからといって、その欲を抑え込もうとしても奥歯に物が挟まったような言い方になり、不自然な文章になるだろう。

 

書くという行為は、何かを隠すことには向かない。直接向き合って話す以上にその人の未熟さが露呈してしまう行為なのかもしれない。